Hisa's Café

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コーヒー豆の保存方法は?コーヒー豆は生鮮食品⁈

いらっしゃいませ。

『Hisa's café』店長の Hisa です。

 

コーヒーは、豆を挽いて飲むと香り、風味が格段に違いますよね!

とても素晴らしい飲み物だと思います。

 

しかし、コーヒー豆を開封した後の保存方法がネックになっています。

どうしたら、香りが損なわれず、かつ、美味しく飲めるのかを教えたいて思います。



コーヒー豆は生鮮食品⁈

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コーヒー豆の保存方法の前に、知っておくべきことがあります。

それは、コーヒー豆は『生鮮食品』だということです。

コーヒー豆は、保存食品っぽく思われがちですが、『生鮮食品』だということを覚えていてほしいです。

『生鮮食品=劣化しやすい』ので、しっかり保存方法を知っておかないと、酸化し、風味も香りも楽しめないので注意が必要です。

 

コーヒー豆の天敵

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コーヒー豆は、この地球上にいる限り天敵だらけです。

なので、コーヒー豆の天敵を理解し、保存方法に活かしましょう。

 

コーヒー豆の天敵 その1:湿気

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コーヒー豆にとって一番の天敵が『湿気』です。

しっかり水気から守ってあげましょう!

特に注意してほしいのが、冷蔵庫に保存していて、冷たいところから常温のところに長時間置いておくと、結露してしまいます。

なので、冷蔵庫から出して使い終わればすぐに、冷蔵庫に直して、水気から守って下さい。

 

コーヒー豆の天敵 その2:酸素

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コーヒー豆は、酸素に触れてしまうと、当たり前ですが、酸化してしまい、香りのない後味の悪いコーヒーになってしまいます。

保存の際は、酸素に触れない保存方法が必要です。

 

コーヒー豆の天敵 その3:温度

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コーヒー豆は、『生鮮食品』という話をしました。

魚や肉も温度が高いところに放置されていると、食品が傷んでしまいますよね?

コーヒー豆も一緒で、温度が高いところで保存されると、化学反応のスピードが早まり、コーヒー豆が傷みやすくなります。

温度にも注意が必要です。

 

コーヒー豆の天敵 その4:紫外線

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コーヒー豆は、光にも苦手です。

光といえば、太陽の光もそうですが、蛍光灯に注意です。

光に当たってしまうと、劣化速度が早まってしまうので、光は避けましょう。

 

これら、4つの天敵からコーヒー豆を守ってあげ、美味しいコーヒーを頂きましょう‼️

 

コーヒー豆の保存方法は?

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コーヒー豆の保存方法は結果から言いますと、上の天敵を踏まえて、『 湿気がなく、風通しがいい、暗い棚の中 』です。

しかし、ここで注意があります。

コーヒー豆は、『吸湿性』という特性があり、とても優秀な消臭剤にもなるくらい、周りにある、湿気、香りをなんでも吸収してしまいます。

なので、袋にしまうのではなく、さらに、真空容器や蓋付きのビンに入れて、 『湿気がなく、風通しがいい、暗い棚の中』にしまうのが良いでしょう。

しかし、都合のいい暗い棚なんてないという方は、冷蔵庫でも全然大丈夫です。

実際に、コーヒー専門店でも冷蔵庫で保存しているお店はあります。

家庭で冷蔵庫保存する場合も、匂い移りがしないように、真空容器に入れ、使ったらすぐ直すことを徹底すれば、冷蔵庫保存でも大丈夫です。

期間は3週間ほどなので、それを目処に飲み切るようにして下さい。

 

コーヒー豆を挽いた粉の保存

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コーヒー豆を挽いた粉の保存方法は、基本コーヒー豆の時と同じです。

しかし、コーヒー粉は、コーヒー豆に比べて、表面積が大きく、酸化し、劣化しやすいため注意が必要です。

コーヒー粉にすると、美味しく飲める期間は10日ほどが限界です。

 

まとめ

コーヒー豆の保存方法は、【湿気】【酸素】【温度】【紫外線】から守れる、『湿気がなく、風通しがいい、暗い棚の中 』が最適です。

湿気を抑えてくれるシリカゲルなどを一緒に入れておくと良いでしょう。

コーヒー豆の保存方法、天敵を知って美味しいコーヒーを楽しみましょう‼️

 

それでは、本日のご来店、誠にありがとうございました。

またのご来店をお待ちしております。

 

 

コーヒーの歴史!昔は嗜好品ではなかった⁈【コーヒーの歴史】

いらっしゃいませ。

『Hisa's café』店長の Hisa です。

 

コーヒーが好きな人はたくさんいるでしょう。

私は、必ず1杯はいただきます。

 

今でこそ日本だけでなく、世界各国で飲まれているコーヒー

しかし、歴史を遡ればコーヒーは飲み物ではなかったのです。

 

そんなコーヒーのルーツを知ってもらおうと思います。



コーヒーの歴史

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コーヒー歴史には2つの起源説があると言われています。

まずは、コーヒーの2つの起源から紐解いていきましょう!

コーヒーの歴史 その1エチオピア起源説『山羊飼いカルディ少年説』

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この説は、レバノン言語学者であり、キリスト教徒のファウスト・ナイロニ(Faustus Nairon)著書の『コーヒー論 その特質と効用』(1671年)の中のエピソード「眠りを知らない修道院」に記されており、9世紀頃のエチオピアでの出来事です。

ある日、山羊飼いのカルディ少年は、放牧していた山羊たちが朝晩通して、とても興奮して飛び跳ねているのを発見しました。

調べると、丘の中腹ほどの辺りに自生している低木の赤い実を食べていた事がわかり、その事を修道僧に伝えると、『その実を食べてみよう』という事になり、食べてみることにしました。

すると、みるみる活力がみなぎり、気分が爽快になったのです。

修道僧は、早速持ち帰り、ほかの修道僧たちにすすめました。

それからは、徹夜での宗教行事のときには、その実を食べ、睡魔に苦しむ事はなくなったそうです。

引用元:『コーヒー論 その特質と効用』(1671年)「眠りを知らない修道院ファウスト・ナイロニ(Faustus Nairon)著

 

コーヒーの歴史 その2アラビア起源説『イスラム神秘主義修道者シェーク・オマール説』

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この説は、回教徒アブドゥル・カーディル・アル=ジャジーリー著書の『コーヒーの合理性の擁護』(1587年)に記されており、13世紀頃のアラビア・イエメンでの出来事です。

イスラム神秘主義修道者のシェーク・オマールは無実の罪でイエメンのモカという町を追放されました。

食べ物もなく山の森を歩いていると、一羽の鳥が赤い実をついばんで、気分良くさえずっていました。

それを見たシェークは、試しにその実を煮出してみると、独特な良い香りがし、飲んでみると、たちまち疲れは消え去りました。

そして、罪を許されて戻った後に効果を世に広めました。

引用元:『コーヒーの合理性の擁護』(1587年)アブドゥル・カーディル・アル=ジャジーリー著

初めて発見された時は、「木になっている実」=「食べ物」と言う感じだったみたいですね。

 

コーヒーの日本の歴史

コーヒーの歴史"第一歩"

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日本でのコーヒー歴史を見ていきましょう‼️

一説では、室町時代、足利家が政権を握っていた時代にキリスト教の布教のため、ポルトガル人、スペイン人が来日した時に伝えられたといわれていますが、現在の有力説としては、江戸時代に入り、1641年の頃、長崎県の出島にオランダ人が持ち込んだと言われています。

しかし、当時の日本は江戸幕府が敷いていた鎖国政策のため、出島に出入りする人が限られていました。

彼らと接触できたのは、役人、商人、通訳、遊女に限られ、その人たちに飲まれていたと言われています。

中には、遊郭で働いていた遊女にオランダ人からコーヒーを贈られた人もいたようです。

しかし、コーヒーは日本人にとって『焦げ臭い飲み物』とされ、この頃は庶民には伝わりませんでした。

 

コーヒーの歴史"本格始動?"

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コーヒーが日本に伝来してから約200年後の事。

1823年、オランダ商館医として来日したのが、『フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト』。

シーボルトは、200年もの間、オランダ人と交流がある日本人が未だにコーヒーを飲む文化がないことに驚きました。

原因は、2つあります。

  1. 『当時、日本人はミルクを飲む文化がなかった』
  2. 『コーヒー豆の焙煎のやり方を知らなかった』
  3. 『苦くて飲めなかった』

このことが、原因だったと言われています。

そして、シーボルトは、『薬品応手録』と題した冊子を日本の医師に渡しました。

その中には、いくつかの新しい薬品とコーヒーのことについて書かれており、コーヒーはいろんな病に効く万能薬だという意味のことが記されていました。

そして、そこから多くの日本の医師に広まり、日本でコーヒーの存在が広まり始めたのでした。

 

コーヒーの歴史"コーヒーは上流階級向け?"

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コーヒーがようやく人々に受け入れられるようになったのは、開国して明治時代に入った頃です。

開国してからは、日本の港には、多くの外国人居留地が作られ、外国人との交流が増え、また、欧米諸国への視察、留学により欧米の食文化を学ぶ機会が増え、日本全体が外国の文化を取り入れ始め、日本人が洋食やコーヒーを口にする機会が増えていきました。

しかし、コーヒーを飲む機会が増えても、最初は上流階級の人にしか口にできないものでした。

 

コーヒーの歴史"コーヒー文化の幕開け"

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コーヒーは明治時代の中頃に、コーヒーを飲ませる第一号店として、日本人の鄭永慶(ていえいけい)が東京に『可否茶館(こーひーさかん)』をオープンさせました。

今までは上流階級の人しか飲めなかったコーヒーを一般庶民の人にも楽しんでもらえるコーヒーを提供していましたが、約3年足らずで閉店になりました。

その後、東京、横浜などでコーヒーが飲めるお店がたくさんでき、多くの人がコーヒーを楽しむようになり、日本にコーヒー文化が定着していきました。

しかし、ここまで飲まれることになったコーヒーですが、お店で飲むものであって、まだ、家庭で飲むものではありませんでした。

 

コーヒーの歴史"第二次世界大戦勃発"

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コーヒーが多く飲まれるようになってきた時に、1939年第二次世界大戦が開戦し、コーヒーの輸入量は激減し、コーヒーが飲まれる事が少なくなっていきました。

一般家庭では、コーヒーの代用として、大豆やユリの根を調理した物をコーヒーとして飲んでいたそうです。

再びコーヒーが輸入され始めたのは1950年のことです。

 

コーヒーの歴史"嗜好品コーヒーの誕生"

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コーヒーは再び輸入が開始され、その時に今でもお馴染みのインスタントコーヒーが輸入されました。

外国では、200年ほど前からインスタントコーヒーの開発が進められていました。

このインスタントコーヒーの輸入を機に1960年代からあの有名な森永製菓によって国内生産されるようになり、多くの一般大衆にコーヒーを普及されることになったのでした。

 

コーヒーの歴史"そして、現在"

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そして、コーヒーは現在、日本のコーヒー消費量は年間1人あたり3.70kg!

コーヒー1杯飲むのに、コーヒー豆・粉は10gと言われています。

なので、杯数にすると年間370杯。

ほぼ毎日は飲んでいる計算になります。

それほど、コーヒーは日本人の生活に定着しているということです。

外国では、

2018年
  • EU諸国:年間1人あたり5.22kg
  • ノルウェー:年間1人あたり8.23kg
  • ロシア:年間1人あたり1.76kg
  • スイス:年間1人あたり7.94kg
  • アメリカ:年間1人あたり4.87kg
出典元:統計資料 | 全日本コーヒー協会

世界では、1日2、3杯は当たり前のようです。

 

さいごに

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現在のコーヒーは、先人たちのおかげでコーヒーを楽しむことができています。

またには、コーヒーを飲む時、先人たちのことを想いながら飲むのもいいでしょう。

 

では、本日のご来店、誠にありがとうございました。

またのご来店をお待ちしております。

 

 

 

コーヒーの依存症!致死量ってあるの?1日何杯目安?【コーヒーを知ろう】

いらっしゃいませ。

『Hisa's café』店長の Hisa です。

 

あなたは、コーヒーを1日何杯飲みますか?

「1杯?2杯?それとも5杯?」

私は、1日2杯ですね。

朝の目覚めに1杯。

そして、夕方に1杯です。

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コーヒーといえば、『カフェイン』ですが、カフェインには、

  1. 『集中力のアップ、維持』
  2. 『睡魔の抑制』
  3. 『高血圧、高血糖、高血中脂質の予防』
  4. 『老廃物の排出を促す利尿作用』

がありますが、これらの効果は適度な量を摂取した場合に効果があります。

 

しかし、摂取しすぎた時にはどうなるのでしょう。

また、1日何杯が目安なのでしょう。

その辺を紹介したいと思います。


コーヒーの依存症!実は恐ろしい!

 まず、結果から言いますと、

カフェイン依存症』になります。

そして、最悪の場合、『』に至ります。

カフェイン依存症』も知らず知らずのうちに依存症になるので、注意が必要です。

 

『カフェイン依存症』について

カフェインはコーヒーを始め、お茶、紅茶、栄養ドリンクに含まれます。

カフェインには上記でもあげたように、多くの効果をもたらしてくれますが、過剰摂取すると、薬物依存ほど重くはないですが、『カフェイン依存症』に陥ってしまいます。

また、『カフェイン依存症』は精神疾患に認定されています。

依存症の症状

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  • 嘔吐
  • 手足の痺れ
  • 動機
  • 悪寒
  • 意識消失
  • 心肺停止
という症状になります。
軽度なら吐き気、嘔吐、痺れですが、
重度になると意識消失、心肺停止、最悪の場合、稀ではありますが、死に至ります。

依存症の治療

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依存症の治療法としては、カフェインに慣れてしまった体を元の状態に戻す必要があります。

その為、時間をかけて、離脱症状に耐え続けなければなりません。

一般的には、数日から一週間ほどで離脱症状はなくなります。

重篤な場合は、呼吸困難を起こす可能性があるので、挿管し呼吸を確保しながら、生命を維持しつつ、体内からカフェインが消えるのを待つしか方法はありません。

 

カフェインの致死量ってどれくらい?

カフェインの致死量は「10g」です。

たった「10g」ですが、体内に入ると、痙攣のような不随意運動や不整脈、瞳孔拡大などの症状がでできます。

この「10g」はコーヒーでは、どのくらいの量に当たるかというと、1杯100mgとした場合『100杯』分に相当します。

しかも、30分以内に吐かずに飲み干すということが前提なので、飲み過ぎて死ぬことは、まず、不可能です。

しかし、カフェインが蓄積されると依存症にはなるので、間違っても100杯も飲まないようにしましょう。

それでは、次のところで、あなたは依存症になりかけていないかのチェックがありますので、ぜひ、やってみてください。

 

コーヒー依存!あなたは大丈夫⁈『カフェイン依存症』チェック

カフェイン依存症』はアルコールとは違い、摂取しやすいからこそ、知らず知らずのうちに依存してしまうことがあります。

依存症にならないためにも、チェック項目を用意したので、コーヒー好きの方はチェックしてみてください。

  1. 頭痛が起こりやすい
  2. 体がダルい
  3. 頭がボーッとする
  4. 気分の浮き沈みが激しい
  5. 急な吐き気がある
  6. 集中力がすぐなくなる
  7. すぐに睡魔に襲われる

カフェインを摂取していない時に、上記の症状が1つでもある場合は、カフェインの摂取量を減らしてみましょう。

 

コーヒーは1日何杯が目安?

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今までは飲み過ぎた時のリスクばかり話してきました。

では、いったい1日何杯が目安なのでしょうか?

結論から言いますと、

『1日3杯〜5杯』です。

意外と多くない?と思う方もいるでしょうが、

次の結果を見ると納得できるでしょう

1日3杯〜5杯飲むと心血管疾患リスクが低くなる研究結果がでています。

参考元:大事な心臓にもコーヒーが有効? | 全日本コーヒー協会

しかし、上記のサイトにも書いてあるように、コーヒーはその日の健康状態や時期(妊娠中)によっては飲む量を減らしたり、控えることも考慮する必要があります。


 

みなさんには、朝食であったり、食後であったり、おやつと一緒に飲んだり、楽しくコーヒーを飲んでいただきたい。

だからこそ、リスクもあるという事。

また、逆に病気のリスク低下にもコーヒーが役立っている事を知ってもらった上で、さらに、コーヒーを楽しんでもらえたらと思います。

 

それでは、本日はご来店誠にありがとうございました。

またのご来店をお待ちしております。